「迷宮のもう一つの解法」

お正月ということで、”アポロンの舞い”こと「鶴の舞い」です。

怪物ミノタウロスが閉じ込められていたという、クレタ島のラビュリントス(迷宮)。この迷宮を英雄テセウスがアリアドネの糸を手繰って脱出した、というのは有名な話。 
 
しかし、この脱出法には一つの問題がある。 
すなわち、迷宮の入口で糸の端を持って待っててくれる恋人がいる者にしか使えない、ということだ。
 
では、
恋人のいないさびしい一人身の男は、迷宮の中でのたれ死ぬしかないのか? 
 
…実は、ラビュリントスの脱出法はもう一つある。 
それこそがたった一人でできる迷宮の解法!
「鶴の舞い」!!
 
 
これはアポロンにのみ捧げられる神聖な踊りだが、ただの踊りではない。
踊る時の動作がラビュリントスの出口までの道順を示しているのだ! 
 
すなわち、この鶴の舞をマスターしてさえいれば! 
迷宮を破ることが可能!!
 
 そんなわけで、アポローンの君には寂しい一人身の男代表として激しく舞って頂きたい! 
そして、 
 
ディオニュソス
「ああ、俺のアリアドネー。愛という名の迷宮は、君なしじゃ解くことができない…フフッ。」 
 
なんつってるディオニュソスの頭に見事なステップで蹴りを入れつつ、 
こう言って頂きたい!!
 
 
アポロン
「私の舞いを見ろぉおおおぉウォオオオオ!!」


…と、ここまで書いておいてこの踊りがお正月となんら関係ないことに気付きました。すみません…「鶴」ってちょっとお正月ぽかったから…。

アポロン自身の「鶴の舞い」見てみたいな〜と思って描いてみました。 
踊ってる姿が鶴っぽいからこの名前なんですが、足の動きの動線が本当に迷宮の中を右往左往してるみたいで面白い! 
そしてアポロンが躍ったら絶対カッコイイ!!